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特許行政年次報告書2016年版 発行

http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2016_index.htm

特許庁は2015年までの統計資料を収めた特許行政年次報告書2016年版を発行しました。

報告書によりますと、商標の2015年の出願件数は147,283件で、前年比18.4%増となりました。その内訳では、通常出願が前年比17.5%増で、マドプロ経由が15,984件で26.1%増となっています。出願件数は、ここ近年約12万件で推移していたことから大きな変化と言えますが、特定の人物・会社が多数出願している事実もありますので、実際の実体審査ベースの案件数で見ますと、国内出願の増加はそれほど顕著な増加ではないとも考えられます。

商標における取組については審査基準の見直しに着手しており、現在でも商標審査基準ワーキンググループが開催されて検討が続けられています。

商標WG:

https://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/t_mark_sinsakijunwg_menu.htm

マドプロを利用する出願については、国際登録出願が2,157件で2014年よりも約1,500件増加しています。指定国としては、米国及び中国指定が約1,300件で最も多く、続いてEU及び韓国が約1,000件となっています。

最後に特許庁の歳入歳出に関しては、歳入が約2,972億円(印紙1,120億、繰越1,800億)で歳出が約1,446億円でまだまだ優良経営であることがわかります。

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